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今回は「譲渡等承諾書」の書き方についてご紹介します。
譲渡等承諾書は、銃砲の所持許可証の申請をする際に必要な書類です。これから銃砲を購入する方、そして銃砲を誰かに譲る方も記入が必要です。
「どうやって書けばいいかわからない」や「これであっているのか不安」とお困りの方は最後までご覧ください。
譲渡等承諾書のダウンロード
譲渡等承諾書は警察署でも手に入れることができますが、こちらからPDF形式で2023年最新版の申請書をダウンロードできます。
申請書をダウンロードするにはボタンをクリックしてください。
譲渡等承諾書の記載例
譲渡等承諾書の書き方
住所
譲受人の住所地を記入します。住民票に記載されている通りに正しい住所地を記入してください。
町名や番地を「1-2-3」のようにハイフンで記入している人も多いはずです。「1丁目2番地3」や「1丁目2番地3号」など正確に記入しましょう。
名前 / ふりがな
譲受人の名前を記入します。住民票に記載されている通りに正しい名前を記入してください。
生年月日
譲受人の生年月日を記入します。生年月日も申請日同様に西暦ではなく和暦で記入してください。
銃の種類
譲渡もしくは譲受予定の銃の種類を記入します。一般的に「散弾銃」か「ライフル銃」のどちらかを記入することになります。
銃の型式
譲渡もしくは譲受予定の銃の型式を記入します。銃の型式は「単身ボルト式」「単身元折式」「単身自動式」「上下二連元折式」「水平二連元折式」などの型式があります。
商品名等
譲渡もしくは譲受予定の銃の商品名を記入します。
(例:ベレッタ A400 LITE Synthetic)
ベレッタの商品ページ: http://www.beretta-japan.com/lineup/al400/
銃の番号
譲渡もしくは譲受予定の銃の番号を記入します。実銃には、シリアルナンバーが刻印されており、その番号で銃を識別することができます。銃に刻印されている番号を記入してください。
銃の全長
譲渡もしくは譲受予定の銃の全長を記入します。銃の全長は、銃口から銃床(パッドなどの厚さを除く)までの長さです。
銃身長
譲渡もしくは譲受予定の銃の銃身長を記入します。銃身長は、銃身の長さです。銃口先端から銃口中心線の延長と銃の最後部に接する線が直角に交わる点までの長さを記入してください。
公称口(番)径
譲渡もしくは譲受予定の銃の口(番)径を記入します。実測口径(銃口先端の内径について測定した長さ)は、公称口(番)径が不明な場合に記入します。
弾倉の型式と充填可能弾数
譲渡もしくは譲受予定の銃の弾倉方式と充填可能弾数を記入します。
弾倉型式は、箱型(着脱式又は固定式)、チューブ型固定式などの種類を記入してください。
適合実(空)包
譲渡もしくは譲受予定の銃の適合実包を記入します。 購入予定の銃に使用する実包または空包の名称は、12番系紙薬莢などの種類を記入してください。
特徴
譲渡もしくは譲受予定の銃の特徴を記入します。銃の特徴は、銃床の折り畳み式、伸縮式、着脱式などの種類や、その銃砲を特定するために必要な彫刻、傷、修理の跡などについて記入してください。
替え銃身
替え銃身がある場合は、替え銃身ごとに口径と銃身長を記入します。
許可番号
譲り渡す予定の銃の許可番号を記入します。
許可を受けた日付
譲り渡す予定の銃の許可を受けた日付を記入します。
許可証の有効期間
譲り渡す予定の銃の許可証の有効期間を記入します。
譲渡し・貸付け
譲渡人から銃の「譲渡し」か「貸付け」のどちらが行われるかを選択します。不要な方に取り消し線(横二重線)を記入します。
日付
譲渡人および譲受人が譲渡承諾書を作成した日付を記入します。日付は西暦ではなく和暦で記入してください
譲渡(貸付)人の住所
譲渡人の住所を記入します。
譲受人の住所地と同様に住民票に記載されている通りに正しい住所地を記入してください。
譲渡(貸付)人の電話番号
譲渡人の電話番号を記入します。
譲渡(貸付)人の氏名
譲渡人の氏名を記入します。
譲渡等承諾書を書くときの注意点
譲渡等承諾書を書くときの注意点を紹介します。
- 日付は、和暦で記入する
- 住所は、省略せず正式な番地表記で記入する
- 譲渡(貸付)人が法人の場合は、その法人の所在地、電話番号、名称および代表者の氏名を記載する
- 「譲渡し」と「貸付け」のどちらか不用の文字は、横線で消す
- 用紙の大きさは、A4で印刷する
銃を新しく所有しようとしている人であれば、譲受人欄以外は譲渡人が記入することがほとんどです。もし記入欄に空白があった場合、譲渡人に連絡しましょう。
申込書を提出するときに不備があった場合、申し込みを断られる可能性があります。そうならないようにも記事の内容を参考に準備しておきましょう。